JOSLER呼吸器 徹底攻略ガイド|登録から病歴要約、評価プロセスまで完全解説

JOSLER呼吸器 徹底攻略ガイド 登録から病歴要約、評価プロセスまで完全解説

呼吸器専門医を目指す専攻医や研修医の先生方、日々の臨床業務お疲れ様です。多忙な毎日の中で、「J-OSLER-呼吸器」への対応に頭を悩ませてはいないでしょうか。

「内科版のJ-OSLERとは何が違うのだろう?」 「連動研修を考えているけれど、ルールが複雑でよく分からない」 「150件の症例登録に、25通もの病歴要約…本当に期限内に終わらせることができるだろうか」

専門医取得のために避けては通れない道だと分かっていても、その道のりの険しさに、大きな不安を感じている先生は少なくないはずです。

J-OSLER-呼吸器は、先生方が行った研修内容を証明する、監査可能な公式記録です 。だからこそ、一つ一つの登録を正確に進める必要があります。しかし、そのルールは多岐にわたり、特に150件の症例登録や、3段階の厳格な評価プロセス を経る25例の病歴要約 の作成は、多忙な先生方にとって大きな壁として立ちはだかります。

そこでこの記事では、そんな先生方のための「徹底攻略ガイド」として、J-OSLER-呼吸器のシステム登録から、最難関である病歴要約の二次評価を通過するまでの全プロセスを、順を追って分かりやすく解説します。

この記事を道しるべにすれば、複雑なルールやスケジュールを確実に理解し、つまずきやすいポイントを事前に回避しながら、効率的に研修記録を進めることができます。

特に、作成に最も膨大な時間と精神力を要する「病歴要約」。指導医との度重なる修正や、文献検索、そして最も筆が進まない「総合考察」の作成に、多くの先生が疲弊しています。もし、その煩雑な作業を大幅に効率化し、質の高い書類作成を力強くサポートしてくれるツールがあるとしたら、先生の専門医研修はどれほど変わるでしょうか。

さあ、J-OSLER-呼吸器の全体像を掴み、呼吸器専門医への最短ルートを走り出しましょう。

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目次

押さえておきたい指導医の役割とシステム登録の全体像

J-OSLER-呼吸器を始めようにも、まず何から手をつければいいのか、誰に何を依頼すればいいのか、分からなくなりがちですよね。呼吸器専門医への道は、このシステムへの「登録」という最初のステップから始まります。そして、このプロセスを円滑に進めるためには、先生の研修を評価し、導いてくれる「指導医」の役割を正確に理解しておくことが不可欠です。

この章では、J-OSLER-呼吸器をスムーズにスタートさせるために、複雑な登録プロセスと、先生の研修を支える重要な協力者である「指導医」の種類と役割について、分かりやすく解説します。

J-OSLER-呼吸器 登録の全体像:承認リレーを理解しよう

まず理解しておくべきことは、J-OSLER-呼吸器の利用開始プロセスは、単純なユーザー登録ではなく、複数の承認者(決裁者)を経て完了する、段階的なフローであるという点です 。この流れがどこかで滞ると、肝心の症例登録を始めることすらできません。

登録プロセスは、大きく以下の8つのステップに分かれています

ステップ担当者アクション内容承認者/通知先
1専攻医JRSウェブサイトにて利用対象者であることを確認する
2専攻医事務局へユーザー登録希望のメールを送信する 事務局
3事務局必要事項を確認し、専攻医へ登録用URLを送付する 専攻医
4専攻医URLから必要情報(プログラム、施設、研修開始日等)を入力・申請する 基幹施設プログラム統括責任者
5基幹施設プログラム統括責任者(第一の関門) 専攻医のユーザー登録申請を承認する
6専攻医システム上で担当指導医を選択・申請する 所属施設の研修委員会委員長
7所属施設の研修委員会委員長(第二の関門) 担当指導医の選択を承認する
8専攻医全ての承認が完了し、全機能が利用可能になる

このプロセスで特に時間がかかりやすいのが、ステップ5の「基幹施設プログラム統括責任者」とステップ7の「所属施設の研修委員会委員長」による承認です 。

この二つの関門でプロセスが停滞するケースは少なくありません 。先生ご自身が申請後に進捗を把握し、もし承認が進んでいないようであれば、所属プログラムの責任者に状況を確認するといった、能動的なアクションが求められます 。

あなたの研修の協力者:3種類の「指導医」の違いとは?

J-OSLER-呼吸器のシステム内では、似た名称の指導医がそれぞれ異なる役割を担っています 。この違いを理解せずに「担当の先生に全部お願いしよう」と考えてしまうと、手続きの遅れや手戻りの原因になりかねません 。先生の研修に関わる、主に3つの指導医の役割をしっかり区別しておきましょう。

役割主な責任評価の範囲
担当指導医先生の研修全般の指導と、病歴要約の形成的評価(フィードバック)を行います 病歴要約25件の「個別評価
症例指導医個別の症例登録を評価・承認します。その症例を経験した施設で、実際に指導にあたった呼吸器指導医が担当するのが基本です 症例登録150件の承認
病歴指導医プログラム統括責任者によって指名され、病歴要約のプログラム内での公式な評価を行います 病歴要約25件の「一次評価

例えば、大学病院から地域の連携施設にローテーションした場合、連携施設で経験した症例の「症例指導医」はその施設の先生にお願いし、後日その症例で病歴要約を作成した際の「担当指導医」による個別評価は、大学病院の先生にお願いする、といった使い分けが必要になります。

このように、J-OSLER-呼吸器では指導医との円滑なコミュニケーションが研修を進める上で非常に重要です。特に評価の大部分を占める病歴要約では、質の高い下書きを準備しておくことで、指導医の先生とのやり取りもスムーズに進み、先生の貴重な時間を節約できるでしょう。

万が一の時のために:アクセストラブルと対処法

システムへのアクセスに関する問題は、研修記録を滞らせる思わぬ要因となります。よくあるトラブルと対処法を事前に知っておきましょう

  • ログインコードが不明な場合: ヘルプデスク (helpdesk@j-osler-jrs.jp) に「ログインコード照会」という件名で問い合わせる必要があります 。
  • パスワードを忘れた場合: ログイン画面の「パスワードをお忘れの場合はこちら」から再発行手続きが可能です 。
  • アカウントがロックされた場合: パスワードを5回連続で間違えると、アカウントが60分間ロックされます。60分待ってから再度試す必要があります 。
  • ログインできない場合: IDやパスワードをコピー&ペーストした際に、前後に余分なスペースが入っていないか確認しましょう 。

技術的な問題で貴重な時間を浪費しないためにも、これらの対処法と問い合わせ先をブックマークしておくことをお勧めします。

研修の核心!150件の症例登録の要件とカリキュラム

J-OSLER-呼吸器における研修の根幹をなすのが、3年間で150件という膨大な数の症例登録です。この症例登録は、単に数をこなせば良いというものではなく、日本呼吸器学会が定める「カリキュラム」に沿って、定められた疾患群をバランス良く経験したことを証明するための、非常に重要なプロセスです。

この章では、先生が3年間の研修で経験すべき症例の内訳と、登録における具体的なルールについて詳しく解説します。このカリキュラムの全体像を早期に把握し、計画的に症例を経験・登録していくことが、J-OSLER-呼吸器攻略の鍵となります。

カリキュラムの全体像:10分野にわたる150症例の内訳

先生が登録すべき150症例は、以下の10の疾患群に分類されています。それぞれの分野で「必修」または「選択必修」といった形で、経験すべき症例数が定められています。

分野疾患群経験すべき症例数備考
A感染症25症例肺炎、膿胸、肺結核など
B閉塞性肺疾患15症例COPD、気管支喘息など
Cびまん性肺疾患15症例間質性肺炎、サルコイドーシスなど
D腫瘍25症例肺癌、悪性中皮腫など
Eアレルギー性肺疾患5症例過敏性肺炎、ABPAなど
F呼吸不全15症例急性呼吸窮迫症候群(ARDS)など
G肺血管性疾患10症例肺血栓塞栓症、肺高血圧症など
H胸膜・縦隔疾患10症例気胸、胸膜炎、縦隔腫瘍など
I睡眠時無呼吸症候群5症例
Jその他25症例横隔膜疾患、遺伝性疾患など
合計150症例

(注:上記はあくまで疾患群の代表例です。詳細はJ-OSLER-呼吸器のカリキュラムをご確認ください。)

この表を見て分かる通り、特に「A. 感染症」と「D. 腫瘍」の症例数が多く設定されています。日々の臨床でこれらの疾患を担当する機会は多いかと思いますが、「後でまとめて登録しよう」と考えていると、気づいた時には特定の分野の症例ばかりが溜まり、経験の少ない分野の症例を慌てて探すことになりかねません。

攻略のポイントは、定期的に自身の登録状況をJ-OSLER-呼吸器上で確認し、経験が不足している分野を意識しながら日々の研修に臨むことです。 例えば、「今月はびまん性肺疾患の患者さんを積極的に担当しよう」といった目標を立てることで、効率的にカリキュラムを埋めていくことができます。

症例登録のルール:いつ、誰が、何を登録するのか?

症例を登録する際には、いくつかの重要なルールがあります。これを守らないと、せっかくの経験が正式な記録として認められない可能性があるため、注意が必要です。

  • 登録のタイミング: 症例登録は、その症例を経験した年度内に行うのが原則です。年度をまたいでからの登録は、システム上可能であっても、評価者によっては研修の実態を正確に反映していないと見なされる可能性があります。担当した症例は、可能な限り速やかに登録する習慣をつけましょう。
  • 指導医の承認: 登録した各症例は、その症例の指導にあたった「症例指導医」による承認が必要です。指導医の先生も多忙ですので、承認依頼は早めに行い、もし承認が滞っている場合は、丁寧に進捗を確認しましょう。
  • 外来症例の扱い: 150症例のうち、最大で75症例(50%)までを外来で経験した症例として登録することが可能です。ただし、これも分野の偏りなくバランス良く経験することが求められます。
  • 重複登録の禁止: 当然ですが、同一の症例を複数の疾患群に重複して登録することはできません。

これらの要件を理解し、計画的に症例を経験・登録していくことが、J-OSLER-呼吸器という長いマラソンを完走するための第一歩となります。そして、この150件の中から選び抜かれた25の症例が、次の大きなハードルである「病歴要約」へと繋がっていくのです。

【要注意】連動研修を検討するなら知るべき4つの厳格な条件

内科専門研修と並行して呼吸器専門研修を進められる「内科・呼吸器の連動研修」。最短期間での専門医取得を目指す先生方にとって、非常に魅力的な制度に聞こえるかもしれません 。内科専門研修期間のうち、最大2年間を呼吸器専門研修の期間として重複させることができるため、効率的にキャリアを形成できる可能性があるからです

しかし、この制度には大きな「落とし穴」が潜んでいます。

内科専門研修期間中に経験した症例を、J-OSLER-呼吸器の単位として正式に算入するためには、以下の

4つの厳格な条件を「すべて」満たす必要があるのです 。一つでも欠ければ、その症例は呼吸器専門研修の単位として認められず、研修の修了が大幅に遅れる深刻な事態を招きかねません。

連動研修を検討している、あるいは現在進めている先生は、ご自身の研修が以下の条件をクリアしているか、必ず確認してください。

条件1:公式な「連動研修期間中」の症例であること

当然のことですが、症例を経験した期間が、ご自身のプログラムで公式に定められた内科・呼吸器の連動研修期間内であることが大前提です

条件2:呼吸器内科領域の研修として相応しい症例であること

経験した症例の内容が、呼吸器専門研修のカリキュラムに沿った、相応しいものである必要があります

条件3:施設が「二重の認定」を受けていること

症例を経験した研修施設が、「呼吸器内科領域専門研修施設」かつ「内科専門研修施設」の両方の認定を受けていなければなりません 。ローテーション先の施設がどちらか一方の認定しか受けていない場合、その施設で経験した症例は連動研修の単位として認められないため、事前の確認が不可欠です。

条件4:指導医が「二重の資格」を保有していること

これが、連動研修における最大の落とし穴です。その症例を指導・承認してくれた指導医が、「呼吸器指導医」かつ「内科指導医」の両方の資格を保有している必要があります 。

多くの専攻医の先生は、ローテーション先の呼吸器内科でシニアの先生から指導を受ければ、その症例は当然有効だと考えてしまいがちです。しかし、ルールは非情です。たとえ臨床経験豊富な優れた先生であっても、この「二重の指導医資格」がなければ、その先生に承認してもらった症例は、呼吸器専門研修の単位として認められないのです

日本呼吸器学会のFAQでは、

内科指導医の資格しか持たない医師が指導・承認した症例は、後から呼吸器指導医が内容を確認したとしても、呼吸器の研修症例としては登録できないと明確に記載されています

この事実は、先生方が連動研修の単位として症例を登録しようと考えるたびに、

指導医の資格を事前に確認するという、能動的な行動を取らなければならないことを意味します 。

指導医の先生に資格について尋ねるのは、時に気まずさを伴うかもしれません。しかし、自身のキャリアを守るためには、避けては通れない専門家としての行動です。この確認を怠った結果、研修の最終段階で多数の症例が無効と判断されるリスクがあることを、強く認識してください。

連動研修は、研修期間を効率化できる大きなメリットがある一方で、専攻医自身に極めて高い自己管理能力と計画性を要求する制度です。これらの厳格な条件を常に意識し、指導医の先生方と密に連携しながら、計画的に研修を進めていきましょう。

最大の難関「病歴要約」作成と3段階の評価プロセス

150件の症例登録という大きな山を越えた先生方を次に待ち受けているのが、J-OSLER-呼吸器における「最大の難関」とも言える

25例の病歴要約作成です。これは単なる症例報告ではなく、先生の診断能力、治療選択の妥当性、そして科学的探究心といった、呼吸器専門医としての総合的な資質を示すための最重要提出物となります

このプロセスは非常に長く、複数の指導医による厳格な評価を乗り越えなければなりません。ここでは、その病歴要約の作成プロセスと、クリアすべき3段階の評価について徹底的に解説します。

病歴要約とは?症例登録とは全く異なる質と詳細さ

まず理解すべきは、病歴要約は症例登録とは全く異なるレベルの質と詳細さが求められるという点です。症例登録が研修内容の「ログ(記録)」であるのに対し、病歴要約は一つの完成された「学術文書」に近いものと言えます。

作成プロセスは、まず先生が登録し、

症例指導医から承認された150件以上の症例の中から、病歴要約として相応しい25例を選択することから始まります。

記載すべき内容は、以下の項目を網羅する必要があり、指導医や査読委員が納得する高いレベルの記述が求められます。

  • 主訴、病歴、身体診察所見
  • 主要な検査所見、プロブレムリスト
  • 診断および治療のプロセスとその根拠
  • 総合考察

特に、多くの先生方が最も時間を費やすのが「総合考察」です。ここでは、担当した症例を客観的に評価し、EBM(科学的根拠に基づく医療)に沿った考察を、適切な文献を引用しながら論理的に記述する必要があります 。この作業は、先生の知識と経験が試される非常に重要なパートであり、J-OSLER攻略の鍵を握っていると言っても過言ではありません。

承認への長い道のり:3段階の評価プロセス

作成された25例の病歴要約は、一本道で承認されるわけではありません。専門医として認定されるまでには、段階的に厳しさが増す、

3つの評価フィルターを通過する必要があります

評価段階評価者目的・特徴
個別評価担当指導医1例ずつ、随時行われる形成的評価。フィードバックを基に修正を重ね、病歴要約の質を高めていく、いわば土台作りの段階です。
一次評価病歴指導医
プログラム統括責任者
プログラム内で行われる公式な品質チェック。病歴指導医が25例全体を評価し、最終的に統括責任者が承認します。外部評価に進む前の最後の関門です。
二次評価匿名の査読委員プログラム外の専門家による最終審査。合否に直結する最も厳格な評価で、修正や差替え(Reject)を命じられることもあります。

このプロセスを経験した多くの先輩医師が口を揃えるのが、「指導医によって指摘されるポイントが全く違う」という現実です。担当指導医が承認した内容が、一次評価で病歴指導医から修正を求められ、さらに統括責任者からは別の視点で指摘が入る…といったことは日常茶飯事です。

この長い承認リレーを乗り切るためには、二次評価は修正が非常に困難であるという事実を念頭に置き、プログラム内での評価(特に一次評価)の段階で、病歴要約の完成度を最大限まで高めておくという戦略的な視点が極めて重要になります 。指導医からのフィードバックを真摯に受け止め、迅速に修正を重ねていく姿勢が、この長い道のりを乗り越えるための鍵となるでしょう。

【必達】二次評価までの厳格なタイムラインと各締切

J-OSLER-呼吸器を攻略する上で、病歴要約の内容の質と同じくらい、あるいはそれ以上に重要なのが「

時間管理」です。このシステムには、絶対に守らなければならない厳格なタイムラインが存在し、万が一締切を一つでも逃してしまえば、その年の専門医認定は不可能となり、資格取得が1年遅れるという深刻な結果を招きます

ここでは、先生方が呼吸器専門医への道を滞りなく進むために、研修最終年度に必ず守るべきマイルストーンと各締切について解説します。このカレンダーは単なる情報ではなく、先生の行動計画そのものです 。今すぐにでも、ご自身のスケジュール帳に書き込んでください。

研修最終年度のマイルストーンカレンダー

J-OSLER-呼吸器の研修最終年度は、主に以下の3つの大きなイベントとその期間によって規定されています。

マイルストーン公式期間/締切専攻医がすべきこと主な承認者
病歴要約 一次評価研修最終年度の
4月1日~11月30日
承認済みの病歴要約25件を一次評価に提出する 病歴指導医、
プログラム統括責任者
病歴要約 二次評価研修最終年度の
5月1日~1月31日
一次評価が完了したら、”遅滞なく”二次評価を依頼する 専門医認定・更新資格審査委員会
(匿名の査読委員)
研修修了認定研修最終年度の
1月1日~3月31日
全ての要件達成後、システム上で修了認定を申請する プログラム統括責任者

各締切の重要性と「逆算思考」のススメ

このカレンダーを見て「まだ時間がある」と感じるのは危険です。それぞれの評価プロセスには、指導医や査読委員との間で修正のやり取りが発生する可能性があり、想定以上に時間がかかることが常だからです。締切から逆算し、余裕を持った計画を立てることが不可欠です。

一次評価の締切(11月30日)

これが、研修最終年度における最も重要な中間目標です。一次評価は病歴指導医と統括責任者という2段階の承認プロセスがあり、両者との間で複数回の修正のやり取りが発生することも珍しくありません。

11月30日という締切ギリギリに提出するのではなく、遅くとも夏頃までには一次評価の提出を完了させることを目標に、そこから逆算して病歴要約の作成・個別評価を進めるのが理想的なスケジュールです。

二次評価の締切(1月31日)

一次評価という大きな山を越えても安心はできません。すぐに二次評価を依頼する必要があります。二次評価も匿名の査読委員との間で修正のやり取りが発生する可能性があり、こちらも時間がかかることを見越しておかなければなりません。一次評価が承認されたら、間髪入れずに二次評価の依頼に進みましょう。

すべての前提条件は「2年目終了まで」に

これらの評価に進む大前提として、

「150件の症例登録・承認」と「25件の病歴要約の個別評価・承認」が完了している必要があります 。これらのタスクは、研修最終年度が始まる前、つまり専攻医2年目が終わるまでには完了させておくのが、専門医への最短ルートを歩むための絶対条件と言えるでしょう。

J-OSLER-呼吸器は、長期的な視点での緻密なスケジュール管理能力が問われるシステムです。この厳しいタイムラインを守り抜くためにも、最も時間のかかる病歴要約の作成をいかに効率化できるかが、成功の大きな分かれ目となります。

JOSLER呼吸器修了から呼吸器専門医試験へ

長く険しい道のりだったJ-OSLER-呼吸器の攻略も、いよいよ最終章です。150件の症例登録、そして最大の難関であった25例の病歴要約と3段階の評価プロセスを乗り越えた先生方、本当にお疲れ様でした。ゴールはもう目前です。

ここでは、先生の努力を結実させ、呼吸器専門医という資格を手にするための最後のステップについて解説します。

努力の結晶「呼吸器専門研修修了証」の発行

研修カリキュラムに定められた全ての要件(150件の症例登録、25件の病歴要約の二次評価通過など)を満たし、研修最終年度の3月31日までにプログラム統括責任者による最終的な「修了認定」が完了すると、先生のJ-OSLER-呼吸器の画面は祝福の瞬間を迎えます。

システム上から、「呼吸器専門研修修了証および明細」というPDFファイルを発行・出力できるようになるのです 。これは、先生が数年間にわたって積み重ねてきた臨床経験と学習の努力が、学会によって公式に認められた「証明書」に他なりません。

最終関門「呼吸器専門医試験」への出願

そして、この「研修修了証」は、呼吸器専門医になるための最終関門である

専門医認定試験の受験を申請するための、必須提出書類の一つとなります

例年、専門医試験の申請期間は6月から7月、試験は10月に行われます 。修了証を手に入れたら、気を緩めることなく、速やかに専門医試験の出願準備に取り掛かりましょう。

J-OSLER-呼吸器への最初のユーザー登録から始まった長い道のりは、この専門医試験の申請をもって一つの区切りを迎えます。このシステムは、単なる研修記録ツールではなく、専門医認定という最終目標に至るまでの一貫した、不可分のプロセスなのです

ここまでJ-OSLER-呼吸器と向き合い、膨大な書類作成と度重なる評価を乗り越えてきた先生方の経験は、必ずや今後の臨床に活きるはずです。最後の関門に向けて、もうひと頑張りです。先生方のこれまでの努力が、専門医資格という最高の形で報われることを心から応援しています。

まとめ:JOSLER呼吸器を計画的に進め、最短で専門医資格を取得しよう

ここまで、J-OSLER-呼吸器の登録から始まり、症例登録、最難関である病歴要約の作成と評価、そして専門医試験への出願まで、その全てのプロセスを解説してきました。非常に長く、複雑な道のりであることがお分かりいただけたかと思います。

最後に、この長いマラソンを確実に完走し、最短で呼吸器専門医の資格を取得するための要点を改めて確認しましょう。

  • 全体像を早期に把握する: J-OSLER-呼吸器は、登録から修了まで一貫したシステムです。まずはその全体像を理解することが、計画を立てる上での第一歩です。
  • 指導医との円滑な連携: 「担当指導医」「症例指導医」「病歴指導医」の3者の役割を正しく理解し、誰に、いつ、何を依頼すべきかを常に明確にしておきましょう。
  • 計画的な症例経験: 150件の症例登録は、カリキュラムのバランスを意識して進めることが重要です。特に「連動研修」を検討している先生は、その厳格なルールを必ず事前に確認してください 。
  • タイムラインは絶対: 研修最終年度の各締切は、先生のキャリアを左右する重要なマイルストーンです 。常に締切から逆算し、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。

J-OSLER-呼吸器の攻略は、まさに「情報戦」であり、事前の情報収集計画的なスケジュール管理が成功の鍵を握っています。この記事が、先生方にとってその道しるべとなれば幸いです。

最も時間を要する「病歴要約」を、テクノロジーで乗り越える

そして、この険しい道のりの中でも、多くの先生が最も多くの時間と労力を費やすのが、29篇に及ぶ「病歴要約」の作成です。

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