【J-OSLER症例登録】主要疾患の記入例・例文集|「考察」もコピペでOK!

目の前の患者さんへの対応に追われる中で、J-OSLERの膨大なタスクが重くのしかかっていませんか? 特に、160症例にも及ぶ症例登録は、まさに「終わりが見えない戦い」ですよね。

「忙しくてJ-OSLERにまったく時間が割けない」

「症例登録の『概要』や『自己省察』に、何を書けばいいのか分からない」

「とにかく時間をかけずに、効率よく終わらせたい」

この記事は、そんな先生方の悲痛な叫びにお応えするために生まれました。

そこで今回は、多忙な先生方が少しでも楽に症例登録を進められるよう、主要な疾患の「概要」と「考察」でそのまま使える記入例・例文集を領域別にまとめました。

もちろん、これを参考に少しアレンジするだけで、指導医の先生にも納得してもらえる質の高い内容が作成できます。

この例文集を活用すれば、これまで何時間もかかっていた作業が、大幅に短縮されるはずです。

ただし、症例登録はあくまでJ-OSLERの序盤戦。本当の戦いは、29篇の「病歴要約」です。 特に、多くの先生が頭を抱える「総合考察」の作成は、例文だけでは乗り越えられない大きな壁として立ちはだかります。

ご安心ください。この記事の後半では、その最大の壁である「総合考察」の作成ですら“コピペ”レベルで解決してしまう、まさに革命的なツールについてもご紹介します。

まずは症例登録をサクッと終わらせる一歩として、ぜひこの記事をご活用ください。先生がJ-OSLERの苦しみから少しでも解放され、本来の臨床や学習に集中できる時間を取り戻す一助となれば幸いです。

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目次

【領域別】コピペで使える!J-OSLER症例登録の概要・考察例文集

お待たせいたしました。ここからは、先生方がすぐにでも活用できる、J-OSLER症例登録の「概要(500字)」と「自己省察(考察)(300字)」の記入例を、内科主要領域別にご紹介します。

指導医の承認さえ得られれば、症例登録の考察は1〜2行程度の短い記載でも問題ないとされています 。ここでご紹介する例文は、あくまで書き方のイメージを掴むためのものとして、ご自身の経験された症例に合わせて適宜修正・活用してください。

丸写しは避けつつ、これらの例文をテンプレートとして利用することで、症例登録にかかる時間を劇的に短縮できるはずです。

急性心筋梗塞の記入例

症例の概略

高血圧、2型糖尿病、脂質異常症、陳旧性脳梗塞の既往があり、アスピリン、ARB、メトホルミンを内服中の70代男性。喫煙歴20本/日×40年。休日の早朝、就寝中に突然の激しい前胸部痛と冷や汗が出現し、症状が持続するため家族が救急要請。来院時、意識清明だが苦悶様表情で、心電図にて下壁誘導のST上昇とⅡ度房室ブロックを認めた。急性下壁心筋梗塞と診断し、ショックバイタルであったため一時的ペースメーカを挿入後、door-to-balloon time 55分で緊急心臓カテーテル検査を施行。右冠動脈#3に血栓性完全閉塞を認め、血栓吸引後に薬剤溶出性ステント(DES)を1本留置した。PCI後、胸痛は消失し循環動態は安定。房室ブロックも改善しペースメーカを抜去した。心不全等の合併症なく、アスピリンとクロピドグレルの2剤抗血小板療法に加え、ACE阻害薬、β遮断薬、スタチンを導入した。心臓リハビリテーションでADLも回復し、第14病日に自宅退院となった。

自己省察(考察)

右室梗塞を合併した下壁梗塞では、前負荷を維持するための輸液が重要であるが、左心不全を恐れるあまり初期輸液が不十分となった点を反省している。循環動態の評価とそれに基づく迅速な判断の重要性を再認識した。 また、突然の生命の危機に直面した患者様とご家族の心理的動揺は計り知れず、PCIによる救命という医学的側面だけでなく、MSWと連携し退院後の生活や就労への不安を早期からケアする必要性を学んだ。患者の社会的心理的背景を考慮した全人的医療の実践の難しさと重要性を痛感した症例であった。

市中肺炎の記入例

症例の概略

80代男性。COPDの既往があり、在宅酸素療法(HOT)導入中。5日前から感冒様症状があり、3日前から38℃台の発熱、咳嗽、膿性痰、食欲不振が出現。労作時の呼吸困難感が増強したため、当院救急外来を受診した。来院時、意識清明、SpO2 88%(室内気)、呼吸数 28回/分。胸部聴診にて右下肺野にcoarse cracklesを聴取した。胸部X線写真で右下肺野に浸潤影を認め、血液検査で白血球 15,000/μL、CRP 25.0 mg/dLと著明な炎症反応を認めた。A-DROPスコア3点(男性≧75歳、BUN 22mg/dL、SpO2≦90%)で重症市中肺炎と診断し、緊急入院となった。喀痰グラム染色でグラム陽性双球菌を多数認め、肺炎球菌性を疑い、アンピシリン/スルバクタムで加療を開始した。酸素投与、輸液管理を行い、治療経過は良好で、入院後7日目には解熱、炎症反応も改善傾向を示した。第14病日に抗菌薬を内服に変更し、リハビリテーションを経てADLが改善したため、第21病日に自宅退院となった。

自己省察(考察)

重症度分類に基づき、本症例を重症と判断し入院加療を選択したことは適切であったと考える。特に、COPDという基礎疾患を有する高齢者においては、急速に呼吸不全が進行するリスクがあり、早期の抗菌薬投与と入院による全身管理が重要であることを再認識した。また、退院後の再燃を防ぐため、MSW(医療ソーシャルワーカー)や地域の訪問看護ステーションと早期から連携し、患者が安心して在宅療養を継続できる環境を整えることの重要性を学んだ。医療的な視点だけでなく、患者の生活背景をより深く理解した上で、最適な治療の場を提供できるよう努めたい。

気管支喘息の記入例

症例の概略

幼少期にアトピー性皮膚炎の既往がある30代女性。数年前から季節の変わり目に咳嗽が続いていたが、医療機関は受診していなかった。5日前の感冒を契機に咳嗽と喘鳴が増悪し、夜間に呼吸困難感が出現したため救急外来を受診。来院時、SpO2 93%(室内気)、著明な呼気性喘鳴を両側肺野に聴取した。ピークフロー値は予測値の60%であり、気管支喘息の中発作と診断。酸素投与、短時間作用型β2刺激薬の吸入、ステロイドの全身投与にて症状は速やかに改善したため入院となった。入院後は吸入ステロイド/長時間作用型β2刺激薬(ICS/LABA)の吸入指導を再度行い、アドヒアランスの重要性を説明。症状の再燃なく、自己管理のためのアクションプランを作成し、第7病日に軽快退院、外来フォローの方針となった。

自己省察(考察)

喘息発作時の重症度評価と、ガイドラインに基づいたステップワイズな初期治療の重要性を再認識した。長期管理薬のアドヒアランスが不良であった背景に、疾患への理解不足と治療への不安があることを学んだ。 退院指導では吸入指導に加え、アレルゲン回避やアクションプランの共有など、患者様が主体的に自己管理できるよう支援することの重要性を痛感した 。

十二指腸潰瘍の記入例

症例の概略

50代男性。数ヶ月前からの心窩部痛を自覚していたが、市販の鎮痛薬(NSAIDs)で対応していた。1週間前から黒色便が出現し、数日前から労作時の息切れとめまいも自覚したため、当院外来を受診。来院時、顔色不良、眼瞼結膜蒼白であった。血液検査にてヘモグロビン 6.8 g/dLと高度の鉄欠乏性貧血を認め、上部消化管出血を疑い緊急入院となった。入院後、緊急上部消化管内視鏡検査を施行したところ、十二指腸球部に露出血管を伴う活動性潰瘍(Forrest分類 Ib)を認めた。内視鏡的に高周波凝固止血術とクリップによる縫縮術を施行し、確実な止血を確認した。術後はプロトンポンプ阻害薬(PPI)の静脈投与を開始し、再出血なく経過。貧血に対して濃厚赤血球輸血を施行し、その後は経口鉄剤へ切り替えた。ピロリ菌は陰性であり、NSAIDs潰瘍と診断。第8病日に退院となった。

自己省察(考察)

消化管出血におけるバイタルサインの評価と、緊急内視鏡の適応を迅速に判断することの重要性を学んだ。本症例はショックには至っていなかったが、Glasgow-Blatchfordスコアは高値であり、入院および緊急処置の判断は適切であったと考える。
また、背景にある市販鎮痛薬の長期常用について、患者様自身はリスクを認識していなかった。退院指導の際には、薬剤の副作用について丁寧に説明し、適切な医療機関受診を促すことの重要性を痛感した。消化器疾患の背景にある生活習慣や常用薬について、より深く問診する必要性を学んだ症例であった。

急性胆管炎の記入例

症例の概略

70代女性。胆石症の既往あり。前日からの心窩部痛に加え、悪寒戦慄を伴う39℃の発熱、黄疸が出現したため救急外来を受診。来院時、右上腹部に圧痛を認め、Charcot三徴を満たしていた。血液検査で白血球・CRPの上昇、肝胆道系酵素の著明な上昇を認め、腹部超音波検査で総胆管の拡張と下部胆管内の結石を認めた。Tokyo Guidelines 18に基づき中等症の急性閉塞性化膿性胆管炎(ASCS)と診断し、緊急入院となった。入院後、速やかに緊急内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)を施行。内視鏡的乳頭切開術(EST)後にバスケットカテーテルで採石を行い、プラスチックステントを留置して胆道ドレナージを確保した。広域抗菌薬の静脈投与も並行し、翌日には解熱、炎症反応と肝胆道系酵素も速やかに改善した。第10病日に軽快退院となり、後日、待機的胆嚢摘出術の方針となった。

自己省察(考察)

急性胆管炎の診療において、Tokyo Guidelines 18に基づいた迅速な重症度判定と、緊急胆道ドレナージの適応判断が予後を左右することを学んだ。本症例は中等症であったが、重症化のリスクを考慮し、速やかに内視鏡的ドレナージを実施したことが良好な転帰に繋がったと考える。
また、緊急処置の必要性を患者様とご家族に説明する際、不安を傾聴し、分かりやすい言葉でインフォームド・コンセントを得ることの重要性を痛感した。急性期治療だけでなく、再発予防まで見据え外科と連携して治療計画を立てる、継続性のある医療の視点が必要だと感じた。

急性腎障害の記入例

症例の概略

70代男性。高血圧、2型糖尿病、変形性膝関節症の既往あり。膝関節痛に対し、1ヶ月前から近医処方のNSAIDsを常用していた。3日前から嘔吐・下痢が出現し、経口摂取不良となったため当院救急外来を受診。来院時、脱水と血圧低下を認め、血液検査にて血清クレアチニン(sCr)値 3.5 mg/dL(ベースライン 1.2 mg/dL)と急激な腎機能悪化を認めた。KDIGOのAKI診断基準Stage 2と診断し、緊急入院となった。入院後、腎エコーにて水腎症などの腎後性要因を否定。脱水による腎前性に加え、NSAIDsによる薬剤性(腎性)の要因が複合したAKIと判断した。NSAIDsを中止し、循環血漿量をモニタリングしながら慎重に細胞外液の補充を開始。第3病日より尿量が増加し、sCr値も改善傾向に。食事摂取も可能となり、腎機能がベースラインまで回復したことを確認し、第10病日に退院となった。

自己省察(考察)

AKIの鑑別診断において、腎前性・腎性・腎後性の3つのカテゴリーに分けて体系的にアプローチすることの重要性を学んだ 。特に高齢者では、脱水と薬剤という複数の要因が重なりやすいことを認識した。また、膝関節痛に対して安易にNSAIDsが長期処方されていた背景があり、ポリファーマシーの危険性を再認識した。患者の社会的、心理的背景を考慮し 、退院時には薬剤管理の重要性と、脱水を避けるための生活指導を丁寧に行うことができた。再発予防を含めた全人的な関わりが必要であると痛感した。

ネフローゼ症候群の記入例

症例の概略

20代男性。1ヶ月前から徐々に出現した両下腿の浮腫と、2週間で5kgの体重増加を主訴に来院。尿検査で4+の蛋白尿、血液検査で血清アルブミン値 1.8 g/dLの著明な低下と総コレステロール 450 mg/dLの上昇を認めた 。ネフローゼ症候群の診断基準を満たしており 、精査加療目的に入院となった。入院後、腎生検を施行し、病理組織学的に微小変化型ネフローゼ症候群(MCNS)と診断した。直ちに経口ステロイド(プレドニゾロン 60mg/日)による寛解導入療法を開始。治療反応性は良好で、2週間後には尿蛋白は陰性化し(完全寛解)、浮腫も著明に改善した。血栓症予防のため、抗凝固療法も一時的に併用した 。第20病日にステロイド漸減計画を説明し、外来フォローの方針で軽快退院となった。

自己省察(考察)

ネフローゼ症候群の診断基準の確認と、腎生検による組織学的確定診断の重要性を学んだ。また、本症候群が過凝固状態をきたし血栓塞栓症のリスクが高いことを学び、予防的抗凝固療法の適応を常に考慮する必要性を認識した 。ステロイド治療は寛解導入に有効だが、長期に渡る副作用について患者様に十分に説明し、不安に寄り添うことの重要性を痛感した。再発の可能性も念頭に、退院後の自己管理について共に計画を立てることが、長期的な予後改善に繋がると感じた。

鉄欠乏性貧血の記入例

症例の概略

40代女性。数ヶ月前から続く、労作時の息切れ、めまい、易疲労感を主訴に来院。以前から月経量が多く、ここ半年は特に増量していたとのことであった。来院時、眼瞼結膜は蒼白。血液検査にて、ヘモグロビン 7.2 g/dL、ヘマトクリット 24%、MCV 72 fLと小球性低色素性貧血を認めた。血清鉄 25 μg/dL、フェリチン 5 ng/mLと著明に低下しており、総鉄結合能(TIBC)は上昇していた。以上の所見から、過多月経を原因とする鉄欠乏性貧血と診断した。消化管出血の合併も否定するため便潜血検査を施行したが陰性であった。クエン酸第一鉄ナトリウムによる経口鉄剤の補充を開始するとともに、原因疾患の治療目的に婦人科へ紹介した。貧血症状は速やかに改善し、外来での継続加療の方針となった。

自己省察(考察)

鉄欠乏性貧血の診断では、鉄剤を処方するだけでなく、その原因(特に消化管出血や婦人科疾患)を検索するプロセスが極めて重要であることを学んだ。また、貧血症状が数ヶ月にわたり患者様のQOLを著しく低下させていたことを知り、ありふれた疾患と軽視せず、早期に介入する必要性を痛感した。本症例を機に、他科(今回は婦人科)とのスムーズな連携が、患者の根本的な問題解決に不可欠であることを再認識した。

特発性血小板減少性紫斑病の記入例

症例の概略

60代女性。1週間前から下腿に点状出血と複数の紫斑が出現し、数日前からは歯肉出血も認めたため、近医を受診。血小板数 1.2万/μLと著減していたため、精査加療目的に当院へ紹介、緊急入院となった。入院時、他の血球系統に異常はなく、薬剤歴や先行感染も明らかでなかった。骨髄穿刺を施行し、骨髄は正形成で巨核球数は増加しており、末梢での血小板破壊が亢進している病態と判断。ヘリコバクター・ピロリ抗体は陽性であった。二次性血小板減少症を除外し、以上の結果から特発性血小板減少性紫斑病(Immune Thrombocytopenic Purpura: ITP)と診断した。ピロリ菌除菌療法を開始するとともに、プレドニゾロン 1mg/kg/日による経口ステロイド治療を開始。治療開始後、血小板数は速やかに増加し、出血症状も消失した。第14病日には血小板数は10万/μL以上に回復し、ステロイド漸減計画を立て、外来フォローの方針で退院となった。

自己省察(考察)

血小板減少をきたす疾患の鑑別診断を体系的に進める重要性を学んだ。特に、ITPは除外診断が基本となるため、二次性の原因(薬剤性、膠原病、ウイルス感染など)を慎重に除外する必要性を認識した。
また、ピロリ菌感染がITPの病態に関与し、除菌療法が有効な場合があることを学び、積極的な検査・治療の意義を理解した。ステロイド治療は有効だが、副作用のリスクについて患者様と情報を共有し、不安を軽減するような関わりが、治療アドヒアランスの向上に繋がると痛感した。

脳梗塞の記入例

症例の概略

70代男性。非弁膜症性心房細動、高血圧、脂質異常症の既往あり。抗凝固薬を自己中断していた。朝、食事中に突然、呂律が回らなくなり、右上下肢に力が入らなくなったため、家族が救急要請。来院時、意識清明だが運動性失語と右上肢優位の右片麻痺を認めた(NIHSS 10点)。頭部CTで出血を否定後、頭部MRIにて左中大脳動脈領域に急性期脳梗塞を認めた。発症3時間以内であったため、適応・禁忌を確認の上、血栓溶解療法(t-PA静注療法)を施行した 。治療後、神経症状は著明に改善(NIHSS 3点)。翌日よりアスピリンを開始し、急性期リハビリテーションも導入した。脳梗塞が心原性脳塞栓症であることから、再発予防目的に直接経口抗凝固薬(DOAC)を導入し、第21病日に回復期リハビリテーション病院へ転院となった。

自己省察(考察)

脳梗塞超急性期における「Time is Brain」の概念と、t-PA療法の適応・禁忌を迅速に判断する重要性を学んだ 。多職種チームによる並行した評価と準備が、治療開始までの時間短縮に不可欠であることを実感した。また、抗凝固薬の自己中断が今回のアウトカムに繋がったことから、二次予防における服薬アドヒアランス維持の難しさと重要性を痛感した。患者の社会的、心理的背景を考慮し 、退院後の生活を見据えたリハビリ計画と社会資源の活用について、早期から介入する必要性を学んだ。

てんかんの記入例

症例の概略

20代男性。半年前に一度、数分間の意識消失発作があったが、失神として経過観察されていた。今回、勤務中に再度、前兆なく意識を消失し、四肢の硬直と間代性けいれんを伴う強直間代発作が出現。発作時間は約2分で、発作後は朦朧状態であったため、同僚が救急要請。来院時、神経学的に異常所見はなかった。血液検査で電解質や血糖の異常はなく、頭部CTでも急性期病変は認めなかった。非誘発性発作が2回あったことから、てんかんを強く疑い入院。後日施行した脳波検査にて、全般性のてんかん性異常波を認めた。頭部MRIでは明らかな器質的病変はなかった。以上より、全般てんかん(特発性)と診断。抗てんかん薬(レベチラセタム)の内服を開始し、副作用なく経過した。てんかんという診断と、服薬継続の重要性、および自動車運転の制限や生活上の注意点について十分に説明し、外来フォローの方針で退院となった。

自己省察(考察)

てんかんの診断において、発作時の状況に関する目撃者からの詳細な病歴聴取が、発作型を分類し、適切な抗てんかん薬を選択する上で極めて重要であることを学んだ。 また、てんかんという診断が、就労や自動車運転など、患者様の社会生活に与える影響の大きさを痛感した。薬剤選択だけでなく、副作用や生活上の注意点について十分に説明し、患者様の不安に寄り添いながら共に治療方針を決定していく、全人的なアプローチが必要であると感じた。

関節リウマチの記入例

症例の概略

40代女性。3ヶ月前から両手の指の関節(MCP, PIP関節)の腫脹と、1時間以上持続する朝のこわばりが出現したため当院を受診。身体所見にて、複数の関節に圧痛と腫脹を認めた。血液検査ではCRP 3.5 mg/dLと上昇し、リウマトイド因子(RF)および抗CCP抗体が高値陽性であった。2010年のACR/EULAR分類基準を満たし、関節リウマチと診断。関節破壊の進行を抑制するため、速やかに疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)であるメトトレキサート(MTX)の内服を開始した。初期の症状緩和目的に、少量の経口ステロイドを併用。治療開始後、関節症状および炎症反応は速やかに改善した。MTXの副作用モニタリングの重要性を説明し、外来で疾患活動性を評価しながら治療を継続する方針となった。

自己省察(考察)

関節リウマチの診療において、早期診断と、臨床的寛解を目標とするTreat to Target(T2T)戦略の重要性を学んだ。アンカードラッグであるメトトレキサートの有効性と、副作用モニタリングの必要性についても理解を深めた。 また、関節症状が患者様の日常生活や就労に与える影響の大きさを知り、単に疾患活動性をコントロールするだけでなく、QOLの維持・向上を目指した全人的なアプローチが必要だと痛感した 。患者様の希望に配慮し 、共に治療目標を設定していくことが、良好な治療継続に繋がると感じた。

全身性エリテマトーデスの記入例

症例の概略

20代女性。1ヶ月前からの38℃台の発熱と多関節痛、顔面の蝶形紅斑を主訴に来院。血液検査にて白血球減少と血小板減少、尿検査で蛋白尿と血尿を認めた。免疫血清学的には抗核抗体陽性、抗ds-DNA抗体高値、低補体血症(C3, C4低下)を認めた。2019年のEULAR/ACR分類基準を満たし、ループス腎炎を合併した全身性エリテマトーデスと診断。活動性の高い臓器障害があると判断し、ステロイドパルス療法による寛解導入を開始した。パルス療法後、経口ステロイド(プレドニゾロン 1mg/kg)と免疫抑制薬(ミコフェノール酸モフェチル)を導入。治療により発熱、皮疹、関節痛は速やかに軽快し、腎機能障害と尿所見も改善傾向となった。副作用対策として骨粗鬆症予防薬なども併用し、第28病日に軽快退院、外来での継続加療の方針となった。

自己省察(考察)

SLEが多彩な臓器障害を呈する全身性疾患であり、診断時にループス腎炎などの重篤な臓器病変の評価を怠ってはならないことを学んだ。 また、若年女性に好発する本疾患の診断が、患者様の心理や今後のライフプラン(就学、就労、妊娠・出産)に大きな影響を与えることを痛感した 。治療においては、疾患活動性のコントロールだけでなく、ステロイドの副作用を最小限に抑え、患者様の希望に寄り添いながら共に治療目標を設定していく姿勢が求められると感じた

感染性心内膜炎の記入例

症例の概略

60代男性。歯科治療の既往あり。3週間以上続く不明熱と全身倦怠感を主訴に前医を受診し、複数回採取した血液培養からレンサ球菌(Streptococcus sanguinis)が陽性となったため、当院へ転院。来院時、心雑音を聴取し、心エコー検査を施行したところ、僧帽弁に疣贅(vegetation)と中等度の僧帽弁閉鎖不全を認めた。修正Duke診断基準に基づき、感染性心内膜炎と診断。ペニシリンGによる抗菌薬の感受性に基づいた標的治療を開始した。治療経過中、疣贅の増大と急性心不全の進行を認めたため、心臓血管外科と協議の上、緊急手術の方針となった。第14病日に僧帽弁置換術を施行。術後、循環動態は安定し、十分な期間(術後4週間)の抗菌薬治療を完遂した。心臓リハビリテーションを経て、第40病日に軽快退院となった。

自己省察(考察)

原因不明熱の鑑別診断として、感染性心内膜炎を常に念頭に置き、血液培養を複数セット採取することの重要性を学んだ。また、本症例は内科的治療中に心不全が進行し、緊急手術の適応となった。抗菌薬治療と手術介入のタイミングの判断の難しさを経験し、循環器内科、心臓血管外科、感染症科が密に連携するチーム医療が、救命に不可欠であることを痛感した。歯科治療など、侵襲的処置後の予防内服の重要性についても再認識した。

腎盂腎炎の記入例

症例の概略

70代女性。2型糖尿病の既往あり。2日前から排尿時痛と頻尿があり、前日夜から39℃の発熱と悪寒戦慄、右側腹部痛が出現したため救急外来を受診した。来院時、右肋骨脊柱角叩打痛を認めた。血液検査では白血球数 18,000/μL、CRP 22.0 mg/dLと高値。尿検査では膿尿と細菌尿を認め、急性腎盂腎炎と診断。高齢・糖尿病合併のため、水腎症や腎膿瘍の合併を否定する目的で腹部造影CTを施行し、右腎の腫大と周囲脂肪織の濃度上昇を認めたが、明らかな膿瘍や尿路閉塞は認めなかった。血液・尿培養を採取後、セフトリアキソンによる経験的治療を開始し、入院となった。入院後、症状は速やかに改善し、尿培養から起因菌として大腸菌が同定された。感受性も良好であり、計10日間の抗菌薬治療を行い、第12病日に軽快退院した。

自己省察(考察)

急性腎盂腎炎の診療では、尿路閉塞や膿瘍形成などの合併症を念頭に置いた初期評価が重要であり、必要に応じてCT等の画像検査を遅滞なく行うべきであることを学んだ。また、広域抗菌薬の初期選択と、培養結果に基づいた適切なde-escalationが、耐性菌対策の観点からも重要であると再認識した。 糖尿病などの基礎疾患を有する患者では、本症が容易に重症化し、敗血症に至るリスクがあることを痛感した。退院時には、再発予防のための生活指導と血糖コントロールの重要性について、患者様の理解度を確認しながら丁寧に説明することができた。

敗血症性ショックの記入例

症例の概略

80代女性。介護施設入所中。当日朝から活気がなく、発熱と意識レベルの低下(JCS II-20)を認めたため、救急要請。来院時、血圧 78/40 mmHg、脈拍 120/分、呼吸数 30/分、SpO2 92%(リザーバーマスク 10L)とショック状態であった。身体所見で右背部に叩打痛を認め、尿路感染症を感染巣とする敗血症性ショックと診断。直ちに血液培養2セットを採取し、初期輸液を開始するとともに、広域抗菌薬(タゾバクタム/ピペラシリン)の投与を開始した。昇圧剤(ノルアドレナリン)の持続静注を要したため、ICUへ入室。集中治療により循環動態は安定し、意識レベルも改善。尿培養から大腸菌が検出され、抗菌薬を感受性のある薬剤へ変更した。その後、一般病棟での加療を経て、第25病日に軽快退院、施設へ退所となった。

自己省察(考察)

敗血症性ショックの診療において、Surviving Sepsis Campaignガイドラインに沿った初期蘇生バンドルを、時間との勝負の中で実践することの重要性を学んだ。救急外来での迅速な診断、培養採取、抗菌薬と輸液の開始が予後改善に直結することを実感した。 また、高齢で複数の基礎疾患を有する患者様に対し、急変時にどこまでの治療を望むか、DNARの意向も含め、ご家族と早期に話し合いを持つこと(ACP)の必要性を痛感した。救急医療の現場では、医学的判断と同時に、患者・家族の意思を尊重する姿勢が求められると感じた。

急性医薬品中毒の記入例

症例の概略

20代女性。うつ病にて精神科通院加療中。自宅にて大量の処方薬(三環系抗うつ薬、ベンゾジアゼピン系睡眠薬)を内服しているのを家族が発見し、救急要請。来院時、JCS III-100と意識障害は高度で、血圧 80/40 mmHgとショック状態、心電図でQRS幅の延長を認めた。急性薬物中毒と診断し、気管挿管による気道確保と人工呼吸器管理を開始。昇圧剤と炭酸水素ナトリウムの投与、胃洗浄および活性炭の投与を行った。ICU入室後、血液浄化療法(血液吸着)も導入し、集中治療を継続。循環動態は安定し、意識レベルも徐々に改善。第4病日に抜管し、意識清明となった。その後、精神科リエゾンチームが介入し、退院後は精神科病棟での加療継続の方針となった。

自己省察(考察)

急性薬物中毒の診療では、まず生命維持(ABC)を最優先し、全身状態を安定させることが極めて重要であることを学んだ。原因物質の特定も重要だが、限られた情報の中で迅速な判断と治療開始が求められる救急現場の厳しさを実感した。 また、本症例の背景には深刻な心理社会的問題が存在し、身体的治療と並行して精神科的アプローチを早期から行う必要性を痛感した。救急医、精神科医、看護師、MSWが連携し、患者様の身体的、精神的、社会的な側面を包括的に支援するチーム医療の重要性を学んだ。

いかがでしたでしょうか。 これらはあくまで一例ですが、この「型」に沿って記載を進めることで、症例登録は効率的に片付いていくはずです。

しかし、先生もご存知の通り、これはまだJ-OSLERの序の口です。160症例の登録が終わった先に待っているのは、さらに過酷な29篇の「病歴要約」作成という巨大な壁。特に、その核心である「総合考察」を論理的かつ指導医を納得させるレベルで書き上げる作業は、多くの専攻医の先生方を悩ませています。

次の章では、症例登録で最も時間がかかり、そして病歴要約の「総合考察」にも繋がる「考察(自己省察)」を、より深く、かつ効率的に書くためのポイントを解説します。

【新時代のJ-OSLER対策】AIが考察を1分で自動生成!「病歴要約アシスト」

これまでの章では、J-OSLERの第一関門である『症例登録』のコツと例文をご紹介しました。しかし、先生もご存知の通り、本当の戦いはここからです。160症例の登録を乗り越えた先に待っているのは、29篇の『病歴要約』という、さらに高く、険しい壁です。

J-OSLERの病歴要約は、単なるサマリーではありません。複数の指導医による評価と、外部の査読委員による二次評価を乗り越えなければならない、「A4用紙2枚分のガチレポート」です

指導医に何度も突き返され、赤字だらけになったWordファイルを見て、心が折れそうになった経験はありませんか?特に、多くの専攻医の先生が頭を抱えるのが、病歴要約の核心部分である「総合考察」です。

J-OSLERにおける病歴要約の評価は、臨床能力そのものではなく、「文書作成能力」が極めて大きな比重を占めます 。科学的根拠に基づき、論理的で、かつ「患者を全人的に捉えた」考察を、定められたフォーマットの中で説得力をもって記述する。この作業に、一体どれほどの時間が吸い取られていくことでしょうか。

その、J-OSLER最大の難関である『病歴要約』、特に膨大な時間と精神力を消耗する「総合考察」の作成を劇的に効率化するために開発されたのが、AI支援型Webアプリ『病歴要約アシスト』です。

もう、総合考察で悩む時代は終わり。

『病歴要約アシスト』は、先生のJ-OSLER業務を根底から覆す、まさに新時代のツールです。

使い方は驚くほどシンプル。 先生は、病歴の主訴や経過、検査所見といった骨子となる情報を入力するだけ

すると、AIがその内容を瞬時に分析し、わずか数十秒で、医学的根拠に基づいた質の高い『総合考察』の草案を自動で生成します。

引用文献の検索からも、完全に解放される

さらに驚くべきことに、生成される考察には、その内容の根拠となる医学文献が自動で引用されます 。

「この考察の根拠は?」「何か参考にした論文は?」

指導医からの鋭い指摘にも、もう慌てる必要はありません。先生が苦労してPubMedやUpToDateで文献検索に費やしていた時間は、これからはAIが肩代わりします。EBMを重視した、指導医も納得の考察が、本当に一瞬で手に入るのです

『病歴要約アシスト』が生成するのは、単なる文章ではありません。指導医の先生方の厳しい評価にも耐えうる、エビデンスに基づいた質の高い叩き台です。

先生は、AIが作成した土台をもとに、ご自身の経験から得た学びを加えていくだけ。文章の構成で悩む時間を、より深い医学的思索の時間に変えることができます。

しかし、『病歴要約アシスト』の真価は、総合考察の自動生成だけにとどまりません。次の章では、カルテからのコピペで体裁が崩れた検査データや、煩雑な退院時処方の形式統一など、さらに多くの「時間泥棒」を撃退する機能をご紹介します。

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「病歴要約アシスト」ができること

前の章では、『病歴要約アシスト』の最大の強みである「AIによる総合考察の自動生成」についてご紹介しました。しかし、このツールの真価はそれだけではありません。J-OSLERの病歴要約作成における、あらゆる「面倒」を解消する機能が、ここにはあります。

1. 面倒な検査データの手入力をゼロに

カルテの検査結果をJ-OSLERの書式に合わせるため、一つひとつ手作業で転記し、単位や並び順を整える…この単純作業に、どれだけの時間を費やしてきましたか? タイプミスや転記ミスは、指導医からの差し戻しの大きな原因の一つです

『病歴要約アシスト』なら、もうそんな心配は無用です。 電子カルテからコピーした検査データを、所定の欄にペーストするだけ。 AIが自動で項目を認識し、J-OSLERのフォーマットに沿って完璧に整形します。これまで数十分かかっていた作業が、わずか数秒で完了します。

2. 退院時処方も一瞬で「一般名」に変換

J-OSLERの病歴要約では、薬剤は「一般名」での記載が求められます 。しかし、普段のカルテ記載では商品名を使っている先生も多いのではないでしょうか。多剤併用の患者さんの処方を、一つひとつ一般名に調べて直す作業は、地味ながら大きな負担です。

『病歴要約アシスト』は、この作業も自動化します。 商品名で入力、あるいはカルテからコピー&ペーストした処方情報も、AIが瞬時に一般名に変換。 薬剤数が多い症例でも、もう迷うことはありません。

3. AIによる質の高い「総合考察」と文献の自動引用

そして、やはり最大の機能がこれです。 『病歴要約アシスト』は、先生が入力した症例の骨子から、J-OSLERの理念である「科学的根拠に基づいた医療(EBM)」と「全人的な視点」を盛り込んだ、質の高い総合考察を自動で生成します

生成された考察には関連する医学文献が自動で引用されるため、先生ご自身が論文検索に費やす時間はゼロになります。


『病歴要約アシスト』がもたらす変化をまとめると、以下のようになります。

  • 「総合考察」の執筆時間: 数時間 → 数十秒
  • 文献検索の時間: 数十分〜数時間 → ゼロ
  • 検査データ・処方情報の転記・整形: 数十分 → 数秒

『病歴要約アシスト』は、単なる時短ツールではありません。J-OSLERの煩雑な「作業」から先生を解放し、本来向き合うべき患者さんの臨床や、ご自身の学習といった、医師として最も重要な活動に時間とエネルギーを取り戻すためのパートナーです。

さあ、J-OSLERの苦しみから、本気で解放されませんか?

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J-OSLERの膨大なタスクから解放され、医師本来の仕事に集中しませんか?

先生が、医師を志した理由は何だったでしょうか。 目の前の患者さんを救いたい、もっと深く医学を学びたい—。 きっと、そこにはJ-OSLERの書類作成はなかったはずです。

しかし現実は、終わりの見えない29篇の病歴要約との戦い。本来、臨床や自己研鑽に使うべき深夜の時間が、考察や文献検索、形式の統一といった『作業』に奪われていく…。多くの先生方が、この現実に疲弊しています。

『病歴要約アシスト』は、そんな先生方の苦しみに寄り添うために生まれました。

  • AIによる総合考察の自動生成
  • 面倒な検査データや処方情報の自動整形
  • 引用文献の自動挿入

これらの機能によって、先生を煩雑な書類業務から解放します。

これは、単なる時短ツールではありません。J-OSLERというシステムが本来目指していたはずの「一症例からの深い学び」を、テクノロジーの力で取り戻すためのパートナーです。

『病歴要約アシスト』で生まれた時間の「余白」を、ぜひ、患者さんとの対話や、ご自身の学習、そして未来のための休息に使ってください。

登録はわずか30秒。 すぐに、その革新的な機能を体験できます。

J-OSLERに奪われていた時間を取り戻し、医師として本当に価値ある仕事に、もう一度、集中しませんか?

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